防水工事の種類について
防水工事にはさまざまな種類があり、施工場所や環境、目的などによって最適なものを選んで施工することが重要です。
主だった工法をメリット・デメリットを含めご紹介します。

1 塗膜防水工法
液状の防水材を塗って膜を作る防水方法。複雑な形状にも対応。
1-1 ウレタン防水
柔軟性があり、複雑な形状にも施工しやすい万能型。
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メリット:
・複雑な形状や狭い場所にも対応可能
・比較的軽量で建物への負荷が少ない
・つなぎ目がないため、仕上がりがきれい -
デメリット:
・施工は職人の技術により仕上がりが左右される
・乾燥に時間がかかる(天候に影響を受けやすい) -
工期: 3~5日程度
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耐久性: 約8〜12年(定期メンテナンス推奨)
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コスト: 中程度(㎡単価 4,000~6,000円)
1-2 FRP防水
ガラス繊維と樹脂を用いた硬くて強靭な防水層。
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メリット:
・硬く強度が高い(人が乗ってもOK)
・硬化が早く、短工期で済む
・メンテナンス性が高い -
デメリット:
・下地にひび割れがあると追従性が低い
・硬化時に臭気が強い(換気が必要) -
工期: 1~2日(速乾性あり)
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耐久性: 約10〜13年
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コスト: やや高め(㎡単価 6,000~8,000円)

2 シート防水工法
防水シートを敷いて貼る工法。広い面積に向く。
2-1 塩ビシート防水
耐候性・耐久性に優れた塩化ビニル製シートを用いる。
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メリット:
・紫外線や熱に強く、長寿命
・施工が早く、見た目も美しい -
デメリット:
・複雑な形状には不向き
・下地の凹凸に影響を受けやすい -
工期: 2~4日
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耐久性: 約12〜15年
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コスト: 中程度(㎡単価 5,000~7,000円)
2-2 ゴムシート防水
柔らかいゴム製のシートを用い、伸縮性に優れる。
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メリット:
・伸縮性が高く、動きに追従しやすい
・軽量で建物への負担が少ない -
デメリット:
・接着部分が劣化しやすい
・端部の処理に手間がかかる -
工期: 2~4日
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耐久性: 約10年
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コスト: 中程度(㎡単価 5,000~6,500円)

3 アスファルト防水工法
アスファルトを熱で溶かして複数層を貼る、伝統的かつ耐久性の高い工法。
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メリット:
・非常に高い耐久性と防水性
・長寿命でメンテナンス頻度が少ない -
デメリット:
・煙・臭気・火気を伴うため住宅密集地には不向き
・重量があり、建物への負荷が大きい -
工期: 4~7日
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耐久性: 約15〜20年
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コスト: 高め(㎡単価 6,000~9,000円)

📌 工法選びのポイント
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短期間で仕上げたいなら → FRP防水
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複雑な形状・改修なら → ウレタン防水
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広い屋上・耐久性重視なら → 塩ビシート or アスファルト防水
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コストと耐用年数のバランス重視なら → ウレタン or 塩ビシート
